ゆうと出会ってから

 私がゆうと出会ってから、まもなく4年になります。それまでは、クリニックのデイケアに通っていました。私は自己否定感が強くて、何も出来ないとるにたらない人間だと思い続けていました。デイケアで少しずつ自信を回復し、デイケア3年目の春、ゆうと出会いました。
 ゆうとの初めての出会いは衝撃でした。スタッフもメンバーも一緒になって楽しそうに笑いながら昼食の片づけをしていました。それは、デイケアでは余り見かけない光景だったのです。その後、ゆうについての説明を受けたのですが、その時は余りピンとこなかったことを覚えています。「とても不思議な場所だ」ということだけが印象に残りました。
 体験通所を経て正式にメンバーになっても、しばらくは自信のないまま日々を送っていました。「私たちはひとりぼっちじゃない」、その言葉が今ひとつお腹の中に落ちてきてはいませんでした。
 そんな私が変わったのは2006年の韓国でのアジア会議でした。初めて会った人ばかりなのに、心に秘めている想いは同じであるという空気に満ちた空間でした。私は、本当にひとりぼっちじゃなかったのです。それに気がついた時の喜びは非常に大きいものでした。行き止まりだと思ってもたれていた壁は、「本当の私」に向かって進んでいく道への扉だったのです。
 これを契機に様々な講演活動に取り組むようになりました。「ひとりぼっちじゃない」、そのことを一人でも多くの人に伝えたくて。私は今も、自分に自信はあまりありません。「私がありのままの私でできること」、それが私の場合、講演活動でした。ホンの少し「自信」を取り戻した私は、今、「自身」を取り戻そうとしています。
 私にとってゆうは、リカバリー出来るとても大切な場所です。これからも私はリカバリーし続けるでしょう。私がどんな風に変わっていくか、それが少し楽しみです。 

(Mappy)

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